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飯田皮フ科は先代の父正男が創設して54年、私が県立奈良病院（現 奈良県総合医療センター）を退職して医療法人 飯田医院に就任して24年が経ちました。

専門の皮膚科においては大病院でしか認められない治療以外、できうる限り最新の治療を心がけております。たとえば難治性のアトピー性皮膚炎や慢性じんましんに対するバイオ製剤など効果を上げています。

局所麻酔での手術は年間約500例でほくろ、粉瘤などの良性腫瘍がほとんどですが、ボーエン病や基底細胞癌などの悪性腫瘍も年間に12例ほど施術しております。必要なら術前にはダーモスコピーにて悪性かどうかの検査をします。

令和元年からは美容部門の拡充として医院の改装を施行し、最新の脱毛レーザー器、シミ取りの光治療器、顔面のリフトアップと全身の痩身の美容器および高濃度ビタミンC点滴療法などを取り入れました。

かかりつけ医や緩和ケアの資格もあり内科などのプライマリーケアは可能です。予防接種は新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、帯状疱疹ウイルス、風疹・麻疹ウイルス、肺炎球菌、子宮頸がんなどのワクチン接種も可能です。

当院では電話予約システムと複数の医師による多診制を取り入れております。初診の患者様でも電話で予約を取ることが出来ます。待ち時間を少なくするために平日は二人、土曜日は三人の医師で一人の患者様にかける時間と手間を減らさないようにいたしました。

医院の休診日の木曜日や土曜日の夕方、平日夜診終了後には寝たきりや当院への通院が困難な患者様宅への往診をしております。往診可能エリアは奈良市はもとより木津川市と精華町の一部です。往診と訪問診療は年間2500件を超しております。訪問看護や理学療法士による訪問リハビリも可能です。

平成26年に訪問診療の延長としてサービス付き高齢者向け住宅「シンフォニア左京」、訪問介護事業所「ヘルパーステーション左京」、居宅介護支援事業所「ケアプランセンター左京」を、平成30年に機能訓練型の半日デイサービス「さきょう」を開業いたしました。さらに令和5年2月には要望の多い一日型デイサービスを立ち上げる予定です。

このように診療・手術・美容外来・在宅医療・高齢者住宅・デイサービスの六部門まで事業拡大できたのは、チームを組む医師、看護師、リハビリスタッフ、事務スタッフ、介護スタッフ、その他の当医療法人のスタッフ、さらには患者様を通じてお世話になった様々な方々に恵まれなければ可能ではなかったと思います。そして何よりも当医療法人をご利用なさる患者様とその家族様のおかげと心して今後もこの仕事に励んでいきたいと存じます。

令和4年7月4日